地震と福岡

警固断層だけではない!”福岡県の断層”

玄界灘から福岡平野にかけて延び、福岡市の直下を走る「警固断層」は、国の調査で「全国に約2,000箇所ある活断層のうち、地震を引き起こす確率の高いグループに属する」とされています。

 

福岡県全体としては、県東部に「小倉東断層」と「福智山断層」、県西部には「日向(ひなた)峠-小笠木(おかさぎ)峠断層」、沖合には「糸島半島沖断層群」、福岡市東部には「宇美断層」があります。県の中央部を玄界灘から筑紫産地まで「西山断層帯」が延びています。また県南部には東西方向に延びる「水縄(みのう)断層帯」もあります。

このように数々の断層に取り囲まれている福岡県は、もはや地震とは無縁と言えず、冒頭に記載したとおり、地震を起こす確率の高い地域と認識しておくべきでしょう。

 

 

また、南海トラフ沿いの巨大地震も、決して対岸の火事ではありません。地震調査研究推進本部によれば、豊前市をはじめ県内の瀬戸内海沿岸の6市町は、南海トラフの地震で著しい地震災害(北九州市小倉南区で最大震度5強、福岡市では最大震度5弱)が生じるおそれがあり、南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループによって「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されています。

 

外部リンク

政府 地震調査研究推進本部事務局/文部科学省研究開発局地震・防災研究課

福岡県の地震活動の特徴(断層の位置、30年以内の地震発生確率など)

福岡県下の各行政耐震担当一覧

木造住宅の耐震改修工事に補助金が用意されています。

詳しくは、お住まいの行政担当にお尋ねください。